誘われた食事に、なんとなく顔を出す。
それを何年か繰り返して、僕は途中でやめた。
断るのが冷たいとは思わない。
行く理由がない予定に時間を使う方が、よっぽど相手にも自分にも不誠実だと僕は考えている。
「時間」は誰にとっても有限な資産
お金は稼げばまた増える。
でも時間は、使った分だけ確実に減っていく。
だからこそ、何かに時間を使うときは「これは僕にとって何を生むのか」を一度考えてみるようにしている。
楽しい時間そのものが価値になることもあれば、学びになることもある。
逆に、何も生まないとわかっている予定を「断りづらいから」という理由だけで受けるのは、自分の時間を安売りしているのと同じだと僕は思う。
メリット思考は、冷たさじゃない
「メリットがなければ動かない」と言うと、打算的だとか冷たいとか思われがちだ。
でも僕からすると逆で、意味のない関係をだらだら続ける方が、お互いにとって不誠実なんじゃないかと思っている。
本当に大事な相手には、時間も労力も惜しまず使う。
そうじゃない相手には、無理に付き合わない。
そのメリハリをはっきりさせておくと、人間関係そのものがずっと楽になる気がする。
断る基準を、自分の中に持っておく
誘いを受けるかどうか迷ったときに使っている基準はシンプルだ。
「これに行かなかったら後悔するか」「行っても行かなくても、1年後の自分には何も変わらないか」。
この2つを自分に聞いてみると、たいていの答えは自然と出てくる。
すべての誘いに顔を出す必要はない。
自分にとって意味のある時間かどうかを、たまには立ち止まって考えてみるのも悪くないと思う。
――一ノ瀬 雅


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