好きなものを聞かれると、意外と答えに詰まる。
でも嫌いなものを聞かれたら、僕はすぐに何個でも挙げられる。
これは別に、僕がひねくれているという話じゃない。
「好き」は移ろうけど、「嫌い」は残りやすい
好みというのは、その時々の気分や出会いで簡単に変わる。
去年ハマっていたものに、今はもう興味がないことなんてよくある。
一方で、譲れない「嫌い」の方は、意外と何年たっても変わらない。
時間にルーズな人が苦手とか、話を最後まで聞かない人が苦手とか、そういう感覚は基準としてずっと機能する。
付き合う相手も、遊び方も、先に「除外」で決めている
何かを選ぶとき、僕は「好きなものを探す」より先に「嫌いなものを除外する」ことから始める。
選択肢が多すぎる時代だからこそ、好きを探す作業には終わりがない。
でも嫌いなものを除外していくと、残る選択肢は自然と絞られていく。
効率がいいし、後から後悔する確率もぐっと下がる。
「嫌い」を言語化しておくと、迷う時間が減る
自分の「嫌い」がはっきりしていない人ほど、毎回ゼロから悩んでいるように見える。
僕は逆に、自分の中に譲れない基準をいくつか持っておくことで、余計な迷いをかなり減らせていると思う。
好きなものを無理に探すより、嫌いなものから輪郭をはっきりさせる。
そのほうが、自分らしい選択にたどり着くのが早い気がする。
――一ノ瀬 雅


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