付き合う人数を、増やしすぎない

コラム

連絡先の数が増えるほど、人間関係が豊かになるとは限らない気がする。

むしろ、薄く広くつながるほど、一人ひとりに向けられる時間は細くなっていく。

全員に同じ温度で接するのは難しい

一日の時間も、気持ちの余裕も、有限だ。

それを百人に配れば、一人あたりはほんの少しになる。

誰にでも感じよく返そうとして、結局誰とも深く話せていない。

そういう状態は、わりと簡単に起きると思う。

僕が意識している距離感

僕は、関わる人を三つくらいの層で考えるようにしている。

時間を惜しまず使いたい人。

会えば楽しいけれど、頻繁でなくていい人。

礼儀は守りつつ、深入りはしない人。

冷たく聞こえるかもしれないけれど、線を引くのは相手を雑に扱うためではない。

大事な人に、ちゃんと時間を残しておくためだ。

離れていく関係を、無理に追わない

環境が変われば、自然と連絡が途切れる人も出てくる。

それを失敗だと思わなくていいのかもしれない。

お互いに今の生活を優先した結果なら、それはそれで健全な変化だと思う。

必要なときに、また交わることもある。

人数ではなく、濃さで見る

友人の数を競う必要は、どこにもない。

数人でも、会ったあとに「来てよかった」と思える関係があれば十分な気がする。

もし最近、人付き合いに疲れているなら、一度だけ層を分けて眺めてみるのも悪くない。

意外と、手放しても困らない予定が見つかると思う。

――一ノ瀬 雅

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